緊急地震速報の過大誤報、「同時刻別地点」が理由か

久しぶりの緊急地震速報の音で驚いた方も多いだろう。


1月5日午前11時2分頃、茨城県南部の神栖市で最大震度3の地震があった。気象庁によると震源は茨城県沖、マグニチュードは4.4と推定される。また同時刻に石川県でも震度3の地震が発生した。震源は富山県西部、マグニチュードは3.9、いずれの地震における津波被害の心配はなかった。


この同時刻での別地点での地震発生を受け、関東地方や東北地方などに最大震度5強程度の揺れが来るとの「緊急地震速報」が8都県に発表されたが誤報であった。

気象庁の担当者によると、2つの地震を1つの大きな地震と認識した可能性があるとしており過大な予測がないよう対策はしているものの原因については調査中としている。


緊急地震速報の誤報に関しては、過去にも2016年に東京湾を震源とするマグニチュード9以上、最大震度7の予測が発表されライフラインに影響がでた。(この時の原因は地震計付近に落雷があったため、そのノイズが地震波と感知された)この誤報に関してはこれまでの誤報よりも発表地域が多く、過去最大の過大誤報となった。

また、2013年には奈良県を震源とするマグニチュード7.8、最大震度7と推定される緊急地震速報が発表。近畿や東海地方を中心に発表されたが実際に観測された地震は和歌山県北部を震源とする震度1、M2.3の地震であった。

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